一括発注に係る基本方針について

基本的な考え方

当社が運用を行う複数の投資信託財産と投資一任契約に係る顧客資産に係る有価証券等(有価証券、有価証券に関するデリバティブ取引を言います。以下「有価証券等」といいます。)の売買注文が同一の売買条件(有価証券等の種類及び銘柄、売り・買いの別、取引種類並びに執行価格又は執行価格帯)である場合については、売買注文を一括して発注(以下「一括発注」といいます。)します。但し、市場の動向あるいは取引の緊急性等の観点から一括発注とすることが適切ではないと判断した場合は、一括発注を行いません。

一括発注を行なった取引については、平均単価(約定日・受渡日が同一の取引につき、銘柄毎・売買別に、単価の異なる複数の約定の金額を合算し、約定株数で除して求めた平均単価)により約定および決済します。また、外部委託先が発注する取引については、外部委託先のルールに基づくものとします。

 

対象有価証券及び対象取引

一括発注の対象となる有価証券は、当社が発注する取引のうち取引所金融商品市場、外国金融商品市場又は店頭売買金融商品市場に上場又は登録されている有価証券等とします。

 

約定結果の配分方法

一括発注において内出来となった場合(総約定数量が総注文数量を下回った場合)は、総約定数量を総発注数量で除した比率を各口座の注文数量に乗じて算出し、発生する残余については、比例配分した株数と算出した株数の差が最も大きい口座に、最低売買単位ずつ配分します。

 

最良執行の基本方針

市場の状況や価格等を総合的に勘案した上で最良執行を図るものとし、その観点から一括発注を分割して発注する場合があります。

 

社内管理体制

一括発注を実施するにあたっては、社内規程を整備し、一括発注に係る業務の執行体制を検証します。